【パラパラ動画で簡単に解る】Excelの連動プルダウンの作成方法

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Excel 連結プルダウン

悩むビジネスマン
悩むビジネスマン

どうやったら連動したプルダウンは作れるんだろうか?

昨日、↓のことがあって大変だったもんなぁ~効率よく仕事したい~

 

「これを選んだらこの内のどれかを選択してくださいと言ったのに、なんで間違えて選択するんだよ~。どれを選ぶはずだったのかを聞いて、直して、その上で集計して(今日も残業だなぁ~)」

このようなプルダウンで項目を選択したら、横のプルダウンは関連した項目を選べるようにしたい!

といった悩みを解決すべく、今日は連動したプルダウンの作り方を紹介します。

 

私もちょくちょく社内の人間に作り方を聞かれます。

プルダウンを連動させるの難しそうだなぁ~と思われがちですが、少しだけ手順が多いだけで覚えてしまうと以外と簡単です。

なにより連動プルダウンを作れれば、入力者の選択間違いが無くなりますしね。

プルダウンの作り方がそもそも知らない方は、こちらをサクッと見て戻ってきてくださいね
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連動したプルダウンの作成方法【パラパラ動画付き】

 

連動プルダウンって手順が多いですが、下の動画の通り操作すれば作れます。

Excel連動リスト

さて、次はポイントを解説してきます!

 

連動プルダウンのポイントは名前の定義!

 

Excelでの名前の定義とは、セル範囲にわかりやすく名前をつける機能のことです。

例を挙げると、ネット上のIPアドレスとドメインとの関係に近いですね。

要はセル範囲B3:D5ではなく、●●といった名前のほうが解りやすい!ということです。

 

そして、プルダウンを連動させるにはこの名前の定義が必須ということです。

これが大事です、セル範囲でなく名前でしか連動するプルダウンは作れません。

「セル範囲でもできるんじゃ~・・・・・・あれ、できない!」

と私も経験済みですので、ぜひ覚えてくださいね。

大事なことなので、もう一度言いますね。

セル範囲でなく、名前の定義で作った名前を使いましょう!

 

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作り方の手順を解説

 

「しつこい!大事なのは名前の定義だろ!」

と、ご理解いただけたところで作り方の手順を説明していきます。

 

Excel連動リスト_解説

 

◆ 手順 ◆  ↑図を見ながら確認しながら読めば解りやすいです。

① E3:E6に対して名前の定義で【分類】といった名前をつける。

E3:E6を選択 ⇒ 数式タブ ⇒ 名前の定義 ⇒ 名前に分類を入力 ⇒ OK

※参照範囲には、選択したセル範囲が入っていることを確認する。

② F~Hにある鮮魚、貝、軍艦、青物の列毎に名前の定義で名前をつける。

①と同じ要領で名前の定義を行う。
・F3:H3を選択し、名前の定義で鮮魚といった名前を付ける。
・F4:H4を選択し、名前の定義で貝といった名前を付ける。
・F5:H5を選択し、名前の定義で軍艦といった名前を付ける。
・F5:H5を選択し、名前の定義で青物といった名前を付ける。

  名前は必ず分類項目と一致させます。
  一致させないとプルダウンが連動しません。  

③ B3に対してプルダウンリストを作る。

  B3を選択 ⇒ データタブ ⇒ データの入力規則 ⇒ 入力値の種類:リスト
⇒ 元の値: =分類  と入力 ⇒ OK
 

④ C3に対してプルダウンリストを作る

B3を選択 ⇒ データタブ ⇒ データの入力規則 ⇒ 入力値の種類:リスト
⇒ 元の値: =INDIRECT(B3)  と入力 ⇒ OK

 

これで連動プルダウンの完成です!

次は、なぜこの方法で作れるのか?を解説します!

 

INDIRECT関数で名前を参照しているから出来る!

 

INDIRECT関数とは、指定された文字列の参照を返してくれる関数です。

「なにそれ?・・・・・・」そうですよね、ちょっと解りずらいですよね。

例えば、B3に鮮魚が選択されているとしましょう。

=INDIRECT(B3)ではなく、=B3だった場合は鮮魚が返されます。

これがINDIRECT(B3)だと、B3の鮮魚が何を参照しているかを帰してくれます。

ここで名前の定義が活躍します!鮮魚という名前を定義しましたよね。

そして、鮮魚が参照してるセル範囲はF3:H3でした。

 

すなわち

① B3で鮮魚が選択された。
② 鮮魚の参照先を探す。
③ 名前の定義がされているのでセル範囲が見つかった。
④ C3のデータの入力規則にF3:H3を返す。

 

まとめ

 

  • 名前の定義が必須
  • 定義する名前は必ず最初に選ぶ選択項目と関連付ける。
  • INDIRECT関数を使う

様々なフォーマットで活躍するので、ぜひ習得を!

もちろん効率は上がります!

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