どうも、マサヤです!
使えるようになったら強力な武器となるIF関数を紹介します!Excelで出来ることが間違いなく増えますので、習得して便利に使いこなしましょう!
IF関数とは?
IF関数は処理を分岐させる時に使う関数です。例えば、Excelを使っていると下のようなことありませんか?
- 「ココだけは、こういう計算してほしんだよなぁ~」
- 「このセルが未入力なら、注意する文言を隣のセルに表示させたい」
- 「一目で分かるように、データを区別したい」
そういう時はIF関数の出番です!下の動画で説明しますね。
動画で見る!基本的なIF関数の使い方とメリット
IF関数を使って、生徒の点数に応じて○×を付けたことで、一目で誰が合格か解るようになりました。生徒数が少ないので効果が解りにくいですが、生徒が100人超えて手動でチェック・入力すると想像すると違いが実感できると思います。
手動で100人分の合否を判定・入力した場合
合計:500秒
- 一つ一つ点数を見て合否を判断(2秒)
- 合否で○か×を入力する(3秒)
- 100人分を1~2の手順を繰り返す(×100)
IF関数を使って、100人分の合否を判定・入力した場合
合計:31秒
- 一つだけIF関数を入力(30秒)
- IF関数を100人分コピー&ペースト(1秒) ※コピペはオートフィルで高速に!
IF関数で、数十倍の効率UP!
なんと約16倍速く処理できます。簡単な例でもこれほどの差がでるので、実際の業務だともっと効率が上がることは想像に難しくないと思います。
IF関数の凄さやメリットを理解できた所で、IF関数を解説していきますね!
IF関数を解説
IF関数の構文と実際の書き方を見ていきましょう。
構文
実例を見ながら、処理を理解しましょう
上の動画で使用しているIF文を見ながら、書き方を説明してきます。
ダブルコーテーション( ” )で文字を囲みます。
使わない場合は数式と判定され、エラーとなることがあります。
処理の中身は下記になります。
要するに、IF関数は条件で処理を2つに分けることができます。
条件式とは?
IF関数の条件式で使われている比較演算子を理解しましょう。下記の赤文字部分が比較演算子です。
比較演算子といっても、小中学校で習いますよね。条件式で使える演算子は下記になります。
条件式で使える演算子
演算子 | 使用例 | 説明 |
---|---|---|
= | C6 = 60 | セルC6が60と同じか? |
>= | C6 >= 60 | セルC6が60以上か? |
> | C6 > 60 | セルC6が60より大きいか? |
<= | C6 <= 60 | セルC6が60以下か? |
< | C6 < 60 | セルC6が60より小さいか? |
<> | C6 <> 60 | セルC6が60以外か? |
演算子で気を付けたい点
注意したいのは 、>= と > の違いです。
” >= ” は以上です。
” >= 60 ” の場合は60以上(なので60も含む)が条件に当たります。
” > ” はより大きいです。
” > 60 ” の場合は60より大きい(なので60は含まない)が条件に当たります。
どういう時に使うの?
では、IF関数の利用シーンをイメージしやすいようにいくつか例を紹介します!
飲み会の会費計算
入力有無のチェック機能
また、他の関数と組み合わせると色々できますよ!
IF関数の注意点
IF関数は使い回しがとても良い関数です。他の関数でできることは、IF関数でもできたりします。だからといってIF関数ですべてを処理すると、すご~く長いIF関数ができあがります。
長いIF関数の問題点は
- ・数式が見づらく修正に時間がかかる
- ・適用するセルが増えると動作が重くなる
なので、他の関数でできることは、できるだけ他の関数を使いましょう。
まとめ
注意点でも書いたとおり、IF関数は汎用性が高い関数ですので、使いどころを見極めてくださいね。でも、IF関数をあまり使ってない内から使いどころを考えると、経験値が足りない状況に陥ります。
なんでもそうですが、理論だけでは使えませんよね。最初はガンガンIF関数を使って、慣れてきたら使いどころを考えてみる。ぜひ、IF関数を習得してくださいね。
Excelのショートカットや小技
関数と併せて、ショットカットや小技も駆使すると効果倍増ですよ!


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